モノクロ現像 | 日記02

     

我が家の台所は、月に何度か”モノクロ写真現像所”になります。食器類からまな板まですべて片付け現像のための道具を並べ、先ほどまで料理の香りが充満していたその空間はあっという間にツンと鼻をつく酢酸の匂いに包まれていきます。早くネガに浮かび上がった像が見たい気持ちと、うまくいかなかったらという不安に挟まれながら、無心でタンクをかき混ぜます。これは余談になるけど、一昨年竹田のpaisanoさんで購入したこの二脚のスツールが現像時間にぴったりハマっていてお気に入り。これに座ってタンクをかき混ぜているわたしは、側から見ると随分と酔いしれた人間に映っていることでしょう。

現像のノウハウはwebで調べればすぐにわかるので割愛するとして、一度始めたら決められたすべての工程をこなし終えるまで途中経過を見ることができないので(作業の途中でフィルムに光が当たってしまったら感光して真っ白になっちゃうからね)仕上がりがまったく確認できない暗闇のような作業なのですが、これがまたとびきり楽しくて尊い。目に留まって撮ったものを自分の手で像としてこの世に浮かびあげられるなんて、なんて素晴らしいことなのでしょうか。

現像は原点回帰。この日も、やっぱり写真が好きだと思いました。

セミも本格的に始動しはじめた7月、今月は何本現像できるかな。

2025年7月11日(金) 晴れと夕立

モノクロ現像 | 日記02

     

我が家の台所は、月に何度か”モノクロ写真現像所”になります。食器類からまな板まですべて片付け現像のための道具を並べ、先ほどまで料理の香りが充満していたその空間はあっという間にツンと鼻をつく酢酸の匂いに包まれていきます。早くネガに浮かび上がった像が見たい気持ちと、うまくいかなかったらという不安に挟まれながら、無心でタンクをかき混ぜます。これは余談になるけど、一昨年竹田のpaisanoさんで購入したこの二脚のスツールが現像時間にぴったりハマっていてお気に入り。これに座ってタンクをかき混ぜているわたしは、側から見ると随分と酔いしれた人間に映っていることでしょう。

現像のノウハウはwebで調べればすぐにわかるので割愛するとして、一度始めたら決められたすべての工程をこなし終えるまで途中経過を見ることができないので(作業の途中でフィルムに光が当たってしまったら感光して真っ白になっちゃうからね)仕上がりがまったく確認できない暗闇のような作業なのですが、これがまたとびきり楽しくて尊い。目に留まって撮ったものを自分の手で像としてこの世に浮かびあげられるなんて、なんて素晴らしいことなのでしょうか。

現像は原点回帰。この日も、やっぱり写真が好きだと思いました。

セミも本格的に始動しはじめた7月、今月は何本現像できるかな。

2025年7月11日(金) 晴れと夕立

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